(仮称)松森清掃工場を視察しました
今日の経済環境委員会の後、完成間近の(仮称)松森清掃工場を視察しました。住民の強い反対運動があり、行政を相手に裁判も行なわれています。日本共産党市議団も、市民のコンセンサスを得ないまますすめられた大規模プロジェクトだとして一貫して反対してきました。この施設が、10月から実際にゴミを燃やしての試運転にはいることになり、その直前の視察となりました。
1日の処理能力は600トン(200トンの炉が3基)。炉はストーカー型といって一般的な方式です。ダイオキシン対策のため燃焼温度管理、各種フィルターなどで国基準の10の1に抑えるとしています。焼却灰は、電気炉(電極を2本入れ400V2700Aをかけて灰の中で発熱させる)で溶融、固化させる仕組みです。
もっと小形の炉でもダイオキシンの抑制ができるようになれば、焼却施設は小型化し、ゴミの発生源の近くに分散配置するのがこれからの方向だと思います。この流れに、そぐわない巨大施設がどう運営されていくのか、心配です。なお、隣接してプールなどの市民利用施設が、PFI方式を導入してつくられることになっています。この面でも心配はつきません。
直接ゴミを焼くトレイ、炉の中心に入って見ました。上のライトが光っているところから、私の足元まで斜めに階段状にみえるのがその部分です。長さ8メートル、ここをゴミは2時間かけて転がり灰になります。意外とこの長さが短いのに驚きました。
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