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2005/10/28

京都・大阪で地下鉄の視察

 昨日の京都、今日は大阪で、地下鉄東西線沿線整備調査特別委員会の視察を終え仙台に帰ってきました。

051288  京都では、東西線の延伸を徐々に進めてきたことや、民間鉄道との相互乗り入れが大前提となっていることを聞きました。「地下鉄だけど、途中から道路としての整備事業として進めている」との話。少し、調べてみなければ・・・。
 地下鉄など公共交通網の整備は、建設にかかった費用を運賃で取り戻すやりかたでは、運賃が高くなりすぎて利用が減り、赤字も広がるという悪循環になります。私は、道路と同じように社会資本として公共の財政力の範囲内でつくり、経常的な運営の経費を運賃でまかなうようにすべきだと思います。そうすれば、乗りやすい運賃になるはずなのに。

051300  大阪は、リニアモーター車両を導入した経緯と、15年経っての課題は出ていないかを中心に聞きました。東京の大江戸線は、うんと狭く感じ、音もうるさかったのに比べて、大阪は、音も静かでした。ブレーキの使い方も、回生ブレーキ(電磁ブレーキ)と空気ブレーキ(摩擦ブレーキ)の使い方も普通でした。「急カーブも曲がれるように、大江戸線は車輪直径が小さいのが騒音の原因かも」と話されている議員もいました。車両は小型なのに、レールの幅は仙台の地下鉄より広く感じました。これも後で調べてみます。

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コメント

 はじめまして、こんにちは
軌道の幅は1435mmですね。リニア地下鉄はリアクションプレート設置のため新幹線とおなじです。仙台の南北線は1067mmJRの在来と同じ。仙台の場合こんな小さな都市なのに異なる軌道幅の地下鉄が2本もできる。同じ軌道幅なら新規の区間も同じ幅にしてどこかで接続させ、重要な点検は従来の車両基地で行い、新しい方の車両基地は簡単な点検だけを行う。これ日本では至極当然のように行われているのです。東京の大江戸線もこのようにして基地を少なくしています。横浜の地下鉄はこれで新線はリニアにしたとは完全な間違いだったと結論付けています。
 あと、建設費の問題ですがいまでも7割国庫負担か市の負担だと思います。これで3割が利用者負担。昔にくらべたら補助金率が非常に高くこれで採算が取れないのはどこかおかしいからではないでしょうか?一般的な地下鉄の維持経費は年間50億から60億程度(十数キロの地下鉄)これで計算すると7万以上乗らないとまず維持経費もでません。そのほかに借入金の返済、減価償却をどこまでするのかでしょう。地下鉄の輸送能力を考えれば十数万乗らなければ失格でしょう。費用対効果もありませんないと思いますがどうでしょうか。

投稿: やすひろ | 2005/10/29 18:44

やすひろさん、コメントありがとうございます。
仙台市東西線の総建設費は2735億円。うち、①国の補助金603億円、②市の出資金・補助金で1217億円、③交通事業の企業債で915億円。という計画です。
②は市債でまかなうので、実際には元金が1217億+利子457億円かかります。そのうち、国からの地方交付税で753億円が手当てされると見込んでいます。(しかし、国が三位一体改革で地方交付税をどんどん削っていますから、この見込みは甘いでしょう)市の実質負担は1217+457-753=921億円としています。仙台市では南北線を作るときから、都市計画税の上増し分の一部を高速鉄道建設基金として積み立てており、450億の残高をつぎ込めば負担は大きくならないと市は説明しています。
 車両の駆動方式、相互乗り入れの努力、仙台駅直交でない路線の選択など、十分検討したとはいえない課題も多いと思います。

投稿: hanaki | 2005/10/30 00:54

花木先生、返答有難うございます。早速ですが東西線事業はガラス細工のようなものでどこか
誤れば財政に大きな打撃を与えると考えています。いろいろな部分、本当に多岐に渡る議論
があると思います。
①交付税について 
 先生方が議会で何度も当局に言っているように交付税は今後どうなるかわからないと私も
思います。東西線に限って言えば、山のような交付税の補正係数のたった一つでしかありません。
電話帳の厚さにもなる交付税の補正のほんの一部分でしかないわけで交付税全体の規模の縮小
や補正係数がどうなるかによっても変わってきます。トータルでこんなに減っているにも関わらず
たった一部分でしかない東西線の交付税措置があたかも来るようにいうのはおかしいことだと
考えます。交付税自体には単なるお金ですから色がついているわけではありません。東西線のため
でだけではなく数多くの一つでしかないわけです。他のものに埋没するともいえると思いますし、
他の部分が減らされたら目も当てられないと思います。(交付税不交付団体になるかもしれません)
当局がいう交付税措置はないものと思って考えた方がいいと私は思っています。
②一般会計における東西線の負担分と東西線基金及び関連事業費について
 東西線の負担分ですが、東西線自体の建設費がどうなるかによっても変わってきます。また、金利が
どうなるかによってもガラッと変わってくると考えています。地下鉄の建設費ですが近時においては
すべての地下鉄で建設費本体は大幅に計画より超過しています。横浜3号、福岡七隈は金利で相当
助かっていますね。仙台の東西線は当初から金利が非常に低い計画ですから建設費本体の膨張と金利の上昇が
あればあっという間に資金的に苦しくなるでしょうし、建設費本体はほぼ上昇するでしょう。金利自体も
上昇傾向ですからこの部分でいかがなものかなと思っています。特に建設費全体が上昇すれば国庫補助金は
採択時の補助金しか原則ででないようですのでかなり苦しくなるでしょう。一般会計につけるか、高速鉄道
会計につけるかの問題にもなります。そのなかで高速鉄道基金の問題ですが本当にこれで足りるのかな
と思っています。実際には足りないでしょう。私自身、東西線の収支計画つくって
みたのですが悪条件が少しでも重なると焼け石に水状態になります。特に関連事業費にも使うことになっ
ているはずです。この関連事業費もどれだけ国庫補助があるのかわかりませんが普通に半分の補助があったと
しても資金的に回らなくなる可能性が高いと思います。(話が変わりますが高速鉄道基金は道路特定財源
のようなものですね。この基金が無くなると仙台市の基金の総額はほとんどなきに等しく他の政令市の中でも
基金がない都市になりますね。本当に余裕がない財政運営を強いられると思います。)
③高速鉄道会計における東西線を見た場合
 これは需要と建設費、金利などによって大きく変わってきますね。また、運賃をどれだけ上げられるかに
もかかっています。需要はあとでふれますが相当甘いでしょう。半分以下の可能性もあるともいます。建設費
もいわずと知れたことでかなり甘いと考えています。たとえば、需要が半分なら年間の運営経費もでませんね。
借入金の返済などはできません。たとえば、当初需要が7万、建設費が当初計画の1.2倍、金利が1パーセント
上昇、運賃値上げが物価沸騰分程度(10年5パーセント)程度に抑える(他にも条件はありますが)
と年間150億円は越える現金が必要となります。(基金積み立て含む)これだと財政に大きな影響を
与えるでしょう。東西線の計画は南北線と違い、余裕がまったくないです。少しでも数字が崩れると
数十億単位で現金が不足します。これが私が危険だと思っている理由です。
④需要予測
 東西線の需要予測は一世代前の需要予測ですね。一番の例が運賃など表現する部分が入っていないと
いうことです。今の需要予測では運賃や自動車の費用なども交通の選択をする部分としてモデルに入って
きますが東西線の予測体系では欠落していますね。当局は今の南北線が表現できているから正しいといって
いるようですがこれは当然のことで今の東西線のモデルが南北線ができた後、パーソントリップで作った
モデルです。表現できない方がおかしいです。ただ、早くつける遅く着けるかだけど選択しかないので
運賃など部分がどこかに埋もれてしまっています。仙台・長町間、運賃がJR線が無料になり、南北線
が1億円でもいまの需要が変わらないというのが東西線のモデルです。このようなモデルは一世代前のモデルです。
その他、交通の発生量、特に通勤・通学の交通量は前回の国勢調査でほぼ正確に出ているのでそれを使うのが
最新の方法です。(これは首都圏のモデルに採用されています) あとは正確さですが
地勢的要件や近距離の部分でモデルがうまく機能しないという部分が残っていてこれをどうするか検討する
必要があります。しかし、仙台では一切していませんね。八木山地区や国見地区の問題がこれだと思います。
 人口予測についても東西線のモデルはいい加減ですね。新規開発地域などはビルドアップ曲線などを
用いて人口の予測をするのですがそのようなことはせず、ただなんとなくという理由のみで人口の設定を
しているようです。人口の設定のいい加減差は類を見ないものですね。
 バスの路線網も需要予測では重要ですがはじめから運行本数経路が決まっているようですが、その運行の
費用を考えるとどのようにやっても赤字運営になりますね。この部分、東西線では一切考えていませんね。
あとは現実の人口(南北東西格差が東西が1に対して南北が2ないし3)、既存の並行バス路線の客数を
考えても東西線の需要予測は当局の言うとおりになりとは思えません。

ほかにもいろいろあるのですが私が考えると毎年数十億から100億を越える資金不足が起きるのではと
懸念します。川崎のように再検討をすれば、危険だとすぐ出るような気がするのです。

以上

投稿: やすひろ | 2005/10/30 16:05

やすひろです。
たびたび申し訳ありません。
うまく開業がなされなかったようです。
さて、花木先生のブログをみまして考えたことがありました。
>「地下鉄だけど、途中から道路としての整備事業として進めている」との話。
この話ですが、私も気になります。おそらくですが国庫補助の原資が一般会計から道路特定財源に変っていて、その理由が道路関係のことを理由にしていたように記憶しています。それではなかなとふと思いました。東西線の国庫補助の原資は道路特定財源のはずです。

以上です。

投稿: やすひろ | 2005/10/30 20:32

本当に申し訳ありません。
開業ではなく改行です。

投稿: やすひろ | 2005/10/30 20:34

やすひろ さま

盛りだくさんのご指摘ありがとうございます。
ひきつづき、取り組んでいきます。

とりあえず、お礼まで。

投稿: hanaki | 2005/10/31 16:51

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