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2006/03/15

定時制高校の給食費補助削減にストップ

 今日(3/15)の予算特別委員会で、定時制高校の給食について取り上げ質問しました。

060168  以前は、国が補助基準を決めその3分の1を補助金として県を通じて定時制高校を設置している自治体におろしていました。仙台市の図南萩陵高校、仙台第二工業高校も完全給食で1食300円ほどかかる経費のうち76円あまりが補助されてきました。
 昨年度、この補助金が一般財源化され、補助基準は県が決めることになりましたが、同額の補助が行われました。
 ところが来年度は、県が補助基準を45円に下げる方針を持ち現在開会中の県議会にかけられていました。

 仙台ではどうするのか?と調べてみると、学校にはすでに「来年度は補助が減ることになる」と説明され、新入生向けの資料を作るのに「給食費を値上げすべきか、食材費を安く抑えるべきか」と大問題になっていました。
 しかし、市議会で審議中の予算案は、今年度と同じ額で組まれており、議員に特別の説明はありませんでした。説明を求めて、きいても、仙台市が補助額を減らす理由は見当たりません。

 そこで、今日の質問となりました。(続きを読む に、当局との1問1答を載せておきます)(議会中継録画 wmp形式 rp形式

 「予算を提案しておきながら、予算どおりに執行しないのはおかしい」との質問に、結局、来年度はこれまでどおりの補助が出されることになりました。まず、よかったなアと思っています。

夜間高校の学校給食に対する補助を、予算どおり執行することを求める

日本共産党の花木則彰議員の質疑と答弁(速報)

     仙台市議会予算等審査特別委員会

          2006年3月15日

○花木則彰委員

食育に力を入れる、学校給食の大切さなど多くの議論がされてきました。私は、仙台市立の定時制高校の給食費について伺います。

図南萩陵高校、仙台第二工業高校、どちらの高校でも夕食の完全給食が行なわれています。実施の状況と、市としてどのような大切な取り組みと考えてこられたのかお伺いいたします。

○健康教育課長

お答えいたします。夜間高校における学校給食は、「夜間課程を置く高等学校における学校給食に関する法律」にもとづき実施されておりまして、働きながら高校の夜間課程で学ぶ生徒の健康の保持・増進に資することを目的としております。

本市では、夜間課程を置く図南萩陵高校と第二工業高校で実施しておりまして、年間150ないし160回ほどの給食回数となっております。

○花木則彰委員

お話を伺ってみますと、授業を受けるほぼ全員食べていることです。図南萩陵高校では4時50分から5時40分までの間に、仕事を終えて学校に駆けつけた生徒が次々に食堂につどって、温かくておいしい給食を食べる。職場や家庭の様子を語り合って、仲間や教師とうちとける大切な時間となっていると、お聞きしました。

市長も、「朝ご飯を食べてこない子どもは授業に集中できない」と、おっしゃっておやれましたが、そのとおりです。この給食なしに、彼らの授業は成り立ちません。就学保障の大前提です。

また、「保健・栄養の面でも、子どもたちはこの給食で生きていると言っていい状況だ」とも聞きました。所得格差が広がる中で、自らの勉学を自分で働きながら支える子どもたちが、おおくここに通っています。さらに、進学のためにお金を貯めようとがんばっている生徒もいます。そのほとんどが、不安定な就業に置かれています。

朝食抜き、昼は缶コーヒーとパン。栄養バランスのとれた、温かいまともな食事は、この給食だけ、というのが実態です。

市は予算をとって子どもたちの給食費の一部を補助しています。一食300円弱かかるうちの、76円が補助されてきました。来年度、補助を減額するとの話が学校関係者に伝えられたと聞きました。ご説明をいただきたいと思います。合わせて、市として給食費の補助事業の意義をどのように捉えているのか、伺いいたします。

○健康教育課長

現在、県議会で、新年度予算案が審議されておりますが、県の補助基準単価すなわち公費負担額が、これまでの1食76円11銭から、45円に改定される見込みになっております。この公費負担額につきましては、県立高校と同額という取り扱いが望ましいと考えておりまして、かりに県と同様の措置をとるとした場合には、新年度からは現行の76円11銭の負担が45円となり、うち三分の一の15円が県補助金、三分の二の30円が市の負担というふうに、まかなわれることになります。

また、夜食費の補助の意義についてでございますが、定時制高校夜食費の助成については、県の教育振興奨励費の補助金交付要綱により、勤労青少年の高校夜間課程の就学をうながし、教育の機会均等を保障する目的から実施されてきたものでございまして、就労しながら高校で学びたいと考える者の就学条件の改善を図るものでございます。

○花木則彰委員

定時制高校には、経済的に大変な子どもたちが多く通っています。給食なしでは、成り立たない定時制高校の教育ですから、誰もが給食を食べられるよう援助する、これは当然のことだと思います。

その大切な補助を県が削るといっているわけですけれども。新年度の予算、皆さんにもお配りされていますし、私たちもそれをもとに、いま審議しているわけですけれども、予算額は新年度も今年度と同額で提案されています。補助対象者には大きな変化はありませんから、補助単価は変わらない前提で、私たちはいま審議しているわけです。

ご説明のように、来年度補助を減額するのだとすると、議会に提案され、いま私達が審議を進めている予算とは別のことが行われることになりますが、こういうことをやるとですね、そもそも「予算が偽装されている」と世間ではいわれるような事態ではないでしょうか。伺います。

○教育長(奥山恵美子)

 ただいま、私ども、ご審議をいただいております予算案でございますけれども、その段階では、今回の県における補助単価の減額についての正式なお話はございませんで、正式な文書としてございましたのが、この二月になってからというようなことでございました。

したがいまして、ただいま県議会でご議論いただいている補助単価の引き下げという部分と、私どもでご提案している予算書の中の単価が食い違っているというのは、そういう事情でございます。

○花木則彰委員

県が、これを引き下げる背景には、国がこれまで補助金として出していたお金、三分の一を国がもつということになっていたんですけれども、一般財源化された。その後、事情は変わっていないのに、県は財政が苦しいからということで、補助をやめるとか、補助額を減らそうとしているんだと思うんです。

一番問題だと、私が思うのは、一般財源化されたお金、これはそのまま来ているわけですから、県への補助は25円で来ているはずなんです。それなのに、市に渡すやつは―県が基準を下げたら―15円しか来ないわけなんですね。いったい、10円分、どこへ行ったんだ。延べ、食べている数は五万食ありますから、1食あたり10円、五万食分を県がピンはねしたという状況ではないでしょうか。

こういった県の動きに対して、なぜ抗議をしないのか。また、それどころか、許しがたい県の対応に、合わせて仙台市も同じように引き下げるという話になったら、さらにおかしい話だと思います。一食あたり50円足す予算案を、私たち、提案をされて、審議して決めるわけですから、50円出せるのに、市は県が補助額を切り下げたからということで、30円しか足さないということになってしまいます。

20円×五万食分、子どもたちに本当は出さなければいけないのに、市もピンはねして、別のところに使うつもりだというふうに、指摘をされかねないと思います。

まちがった県の施策変更に追随する必要は、全くないと考えますがいかがでしょうか。

○教育長

まず今回、県がこのような、補助単価の切り下げという措置をされたことについて、趣旨ということかもしれませんけれども、その点については現時点では正式のご説明を受けてございません。したがいまして、私どもとしては、まず今回のような事態を、県が、事業を所管する自治体としてですね、どのようなご意思でこれを定められたのか、いろいろと説明を伺う必要があると考えております。

それから、県と市における「制度の運用の連動」ということかと思いますけれども、その点に関しましては、仙台市域の中にあります高校、県立高校、市立高校、それぞれの公立高校がございまして、それぞれの両者につきましては授業料をはじめ、公立高校間の格差があることは好ましくないとの観点から、これまでも同一した運用の基準となるように考えてまいったところでございまして、その点につきましては、同一であるべきであろうという考えは、現在も変わらないものでございます。

○花木則彰委員

県の要綱で仙台市にお金が来ているわけですけれども、その要綱があったとしてもですね、本来市は独自の補助要綱をもって、子どもたちに補助すべきだと思うんです。しかし、それがいままでやられてこなかったと。やられてこなかったのに、なぜ補助がやられているのかと、それはそういう予算を決めて、議会を含めて承認をして、出しているということが、補助していることの一番の根拠になっているんだと思うんです。それ以上に、それ以外に、まったく根拠が出てこない。

逆に言うと、仙台市が予算どおり、補助を出したからといって、県の補助要綱に反しているということにはならないと思うんですが、どうでしょうか。

○教育長

 県の補助要綱に反するという事態ではない、というのは、その通りかと存じます。

○花木則彰委員

今から決める予算では、これまでどおりの補助を続けられるお金がしっかり確保されています。ですから、この項目に反対する人はいないと思います。このまま通ると思いますよ。決まったらその通り、執行すべきだ。そのことが、執行権者、予算の提案者として、議会と市民に対する市長の責任だと思いますが、市長いかがでしょうか。

○教育長

本予算の具体の執行にあたりましては、教育委員会がこれを行なうこととなっておりますので、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。

現時点での予算案を、旧来基準でお出ししていることは、その通りでございまして、それらを踏まえつつ、今回の県が制度の中の数字を変えられた趣旨、それはやはり再度確認をして、将来的な展望とかも伺いつつ、私どもとしてしかるべき判断をもって、新年度予算の策定にあたるべきものと、考えております。

○花木則彰委員

 予算の策定ではないんです。もう予算は出しているんですから。これからあたるんではなくて、予算は策定されて、もう審査しているんです。決定されるんです。その予算に沿って、その予算のとおりに執行するということを、約束できないんですか。

○教育長

議会にご提案申し上げました予算を尊重すべき旨、また議会がご決定いただきましたものを尊重すべき旨は、おっしゃる通りでございます。

県のご説明を伺いながら、私どもも、それを咀嚼いたしまして、議会のご決定に従って予算を執行する、という考えでございます

○花木則彰委員

議会の決定に従って予算を執行すると、いうことを確認していいんですね。もう一度お願いします。

○教育長

 そのとおりでございます。

○花木則彰委員

 終わります。

(了)

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