多重債務解決への行政のとりくみ 盛岡市に学ぶ
6/5盛岡市に視察に出かけました。日本共産党仙台市議団と宮城県議団みんなで盛岡市の消費生活センターを訪ねてお話を聞きました。
「多重債務から市民を救うまち 盛岡」
チラシには「来て、話して、楽になろう」「必ず解決します」との文字。
「23年前から消費生活センターとして借金問題に取り組んできた。最後まで面倒見ます・・・がうちのコンセプトです。」と所長の藤沢さんと職員の吉田さんから、確信に満ちた説明がなされます。 人口約30万、生活圏50万の盛岡市で、センターへの相談件数は年4000件強、うち22%約1000件が多重債務問題の相談だといいます。(仙台は約8%)それだけ、市民から、信頼されている証拠です。「多重債務問題の解決は、悪質商法への対応より難しくない。勇気をふるって相談に来た市民の話をよく聞いて、弁護士会との連携をとれば解決できます。」「相談者はまじめな人が多いです。サラ金側は貸せば貸すほどもうかるビジネスモデル。1社で借りると、返済のためにまた別の会社で借りるように、店舗も密集しています。個人責任でなく、社会的・政治的責任として解決する方向が必要です。」と、きっぱり。
「今、福祉系、相談系、住宅系、徴収系など市役所内の連携をあらためて強めようと取り組んでいます。多重債務とわかった部局からセンターでの相談につないでもらうよう、認識を共有しています」「秋田の県営住宅で、入居費滞納者の7割が多重債務者だった解決に取り組んで、家賃収納率も大幅に改善したといいます。積極的に見習っています」など、実際にがんばって取り組み、成果を挙げている状況を直接学べたのは、本当によかったです。
センターでは、悪質商法防止のキャンペーンにも力を入れていて、悪質商法に負けない「かつ子さん」というおばあちゃんキャラも活躍していました。
私は、用事があり仙台にすぐ帰りましたが、この後市議団は、「岩手信用生協」のとりくみを聞き、秋田県にもお訪ねして学んできました。
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