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2007/10/21

無駄遣いを追求してきたアエルビル売却

Aer  税金の無駄遣いの象徴として、私も一貫して追及し続けてきたアエルビル。(写真は情報産業プラザのHPより)
 仙台駅前に31階建てのオフィスビルを、市が再開発手法で建てて、売れない保留床を賃貸で貸していました。銀行に返すお金が足りずに、赤字補填のために一般会計や、市債管理基金から毎年10億円前後も「貸し付け」ていました。「そんなところに貸す余裕があるなら、市民の暮らしを支える仕事に使え」と訴えてきました。今年度は、一挙にその貸付も40億円を超える始末です。

 そのアエルビルの、保留床をアメリカ資本の投資ファンドに、売却することになりました。

 市民の方から
「仙台市にとっては今回の売却により,2006年度末で約276億円に上る借入金が全額返済できる上,10億円を越す収益の確保にもつながるとのことですね。・・・この収益はどのような分野に使われる予定なのでしょうか。仮に赤字が確実視される地下鉄東西線に投入されるようなことがあれば,正に市民を愚弄する結果になってしまいます。」というメールもいただきました。

 アエルの借入金は、276億1100万円です。
 銀行から97.41億、市の一般会計から58.44億、市債管理基金から120.26億ですから返ってくる286.78億円のうち、銀行分と市債管理基金分は、そこに返すとして、残りの約60億円は、当面市が自由に使えるお金になります。
 ご心配のように、また無駄遣いをさせるわけには行きません。

 そもそも、アエルに市が投入した税金は、今の借入金分だけではありません。
 総事業費746.41億円に対して、道路特別会計補助、地方特定道路、再開発事業補助、緊急促進補助、公共管理者負担金などの補助金と、施工者負担金をあわせると、282億円の市民の税金が使われました。
 それに加えて、赤字補填の貸付が187億円(一般会計、市債管理基金)がありました。5.6Fの情報産業プラザの取得費90億円をあわせると、総額は560億円になります。

 本来、市が行うべきでないオフィスビルを建てて売る・貸すという不動産業を行うために、560億円もつぎ込んで、その間、福祉や教育など市民の暮らしに必要な施策を我慢させてきたわけですから、こういったところに振り向けさせる必要があります。

 東京と違って仙台では、プチバブルは駅前のピンポイントでしか起こっていません。国が中心市街地再開発に税金投入を集中させても、東北では仙台だけ、それもピンポイントです。アエルを買ったのも、アメリカ資本の投資ファンドです。仙台の地域発展のための投資をしたわけでなく、他の儲け先があればさっさと資金を引き上げる恐れがあります。社会的責任など、全く問題にされないでしょう。
 「青葉通りのビルは軒並み、中央資本になった」とこれまでも言われてきましたが、今度は、国際資本です。結局、市民の財産が、大資本、多国籍資本に乗っ取られて行く過程となっているのではないでしょうか。しっかりと
監視していきたいと思います。

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