まもらいだー(学校防犯巡視員)一人体制に
仙台市が行っている、学校防犯巡視員:「まもらいだー」が、5月1日から警備員一人でまわる体制に変わるとの情報が、昨日寄せられました。寝耳に水!
さっそく、すげの議員と教育委員会などから聞き取り調査をしました。
2004年度、国の緊急地域雇用特別基金事業の枠組みの中ではじめられた、学校防犯巡視員「仙台・まもらいだー」事業は、当初5000万円の予算で、2人一組×14班で警備会社に委託、市内123の市立小プラス2校を、3日に1回の頻度で巡回していました。
2005年度、当時の藤井市長は、緊急雇用基金が終わって市の単独事業になる時、予算を半減させ、次年度には廃止する計画を立てましたが、市民からの反対に会い、廃止は取り下げ「継続」としました。しかし、予算半減のまま、2人一組×8班体制とされ、巡回の頻度は週に1回になりました。
今回は、2人一組をやめて、1人×10班とするというのです。3月の予算議会では、昨年の予算約2500万円から約2900万円に増額した予算案が提案されており、人数を減らすような話はどこからもありませんでした。教育局の説明のよると、毎年、委託契約の入札を行っているが、予算を増やしたにもかかわらず、不調に終わり、一か月これまでの業者に随意契約でのばしてもらい、2回目の入札にあたっては、教育局の側で仕様を、一人体制に変更し、落札者を決めることができた・・・とのこと。
不審者を見つけたとき、一人が追跡・対応をして、もう一人が各方面に連絡に当たる・・・2人組だからこそ対応できます。これが、一人だったらできるでしょうか?
また、最近ではさまざまな事件も起きており、子どもたちや、市民からみての安心感も常に2人組で行動してもらった方が高まります。
もっと詳しく調査をしたいと思いますが、市が今年度の重点にしている「安心・安全のまちづくり」に関して、重大な後退をしていいのか。 安全よりコストを優先させた結果に思えてなりません。
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