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2008/06/11

虹の杜団地計画(勤住協) 破綻の後始末をしっかりと

 もう10年になるでしょうか。「豊かな自然環境を壊すだけで途中破綻が明らかだ」と反対し続けてきた「虹の杜団地開発計画」(日本勤労者住宅協会)が、完全破綻を迎えました。

 工事を請け負っていた大日本土木が民事再生申請を行い
                              2002.7
 勤住協の現地出先となっていた宮城住宅生協が経営破たん
                              2004.5
 事業休止届(2年間)が出されたのが       2004.9
 大元の日本勤労者住宅協会が経営破たんし
           民事再生手続きに入ったのが 2006.2
 それでも「再生計画」に虹の杜は事業継続すると
           盛り込まれていました      2006.7

 今年2月に再生手続きが行き詰って廃止申請が出され
 そして、東京地裁は日本勤労者住宅協会に対する
          破産手続きを開始しました 2008.4.15 

 仙台市に対して、勤労者住宅協会からは
             開発行為の廃止届が出され
 共同事業者である「いずみ産業」は事業継続を希望していますが、
 市は開発許可取り消しの方針を決めました

無茶な計画で、大事な自然を壊してしまったことに、勤住協はもちろん、開発計画を許可した仙台市や、国有林を売りつけた農林水産省も大いに反省すべきです。

 当面は、土砂流出など災害防止工事と、植生回復工事を、預託されていた1億5千万円で大日本土木が行うことになります。

 6月7日に「仙台周辺の里山を考える会」の方々と、県議団、市議団からは嵯峨議員と私が参加して、現地調査を行いました。

08p1073

 168ヘクタール(うち114ヘクタールが元国有林)の計画地のうち、伐採などが行われたのは36ヘクタールほどでした。環境影響評価の調査で明らかになった豊かな自然と動植物の多くはまだ無事でいるようです。幸い、抜根まで行う前に工事がストップしたために、植生の自然回復に役立っているようです。植生回復工事は、まだ一部で秋口にさらに進めると工事担当者は話していましたが、申し訳程度の小さな苗を差してあるだけでどのくらい根付くのかあまり期待できません。

08p1058  土砂流出の心配は、おもに工事中の防災のために設けられた沈砂池が、これから長年の期間にどうなっていくのかです。ひとつづつ、実際に現場に足を運んで、現状とこれからの防災工事の内容を確認しました。専門家のご意見もお聞きしながら、必要な工事が実施されるよう監視を強めなくてはなりません。

08p1056  破産手続きの中で、よくないところに土地が渡ることのないようにすることも大切です。
 仙台市は開発許可の取り消しとともに、市街化区域から市街化調整区域にもどす「逆線引き」を県と相談しながら行う方向です。そうなれば、大規模な開発行為は防げますが、産廃処分場に使われたりという危険はなお残ります。
 もともと国有林として国民の財産だったものを、責任放棄した国に買い戻させて、きちんと管理させるのが一番の筋です。そうでなければ、市民のため、自然のためにこの地域を保全していく取り組みを考えなければなりません。

 最後まで粘り強く、自然環境を守る取り組みを続けたいと思います。

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