不正品を市民に高く買わせる仙台市のごみ有料化
10月1日からの仙台でのごみ有料化目前に、またしてもひどい事柄が発覚しました。
昨日、私は決算特別委員会環境費での質問でとりあげました。(中継録画はこちら)
有料化のために、市は自らごみ袋を作らせて、その保管・配送も委託、販売も各お店に委託することになります。これらにかかるお金は、年間約7憶円です。
ごみ袋の製造については、昨年12月と今年8月にWTO案件として入札が行われましたが、そのどちらも、第一落札者が落札後に辞退をするという異常事態となっていました。やり直しの結果、受託した企業が現在出回り始めた新しい市の指定ごみ袋を作ったわけですが、その製品が入札の際示された仕様書に反する品質となっていることが発覚しました。
受託業者は、中国の製造所に作らせていますが、低密度ポリエチレンに15%もの炭酸カルシウムが混ぜられていると分かったのです。炭酸カルシウムを混ぜるのは、かさを増して、ポリエチレンを節約しコストを下げるのが目的です。これを入れると、弱くなったり、焼却時に炉にヘドロ状に残るため焼却炉にも弱いといわれます。仙台市の発注の仕様書にも、添加剤は事前に承認をえることや、焼却時に灰に残らないよう要求が書き込まれています。当然、炭酸カルシウムの混入は認められないという前提で、入札が行われたものとみるべきです。
実際、受託業者から添加剤の報告書には炭酸カルシウムが書かれていません。市の聞き取りに「知らなかったが現地の製造所に聞いたところ炭酸カルシウムを混ぜたことがわかった」と答えています。事前の市の承認を受けないで、なおかつ灰に残る炭酸カルシウムが混ぜられていた点で、まさに不正品です。
しかし、私のこういった追及に対して、「問題ない」と答弁を繰り返しました。
1枚40円ものお金を市民からとることになっています。しかし、そのごみ袋が、市でも責任が持てない粗悪な不正品では、市民が納得しません。即刻不正品の販売中止し緊急対策を市はとるべきだと思います。今日、また、仙台市に申し入れをします。
9/30朝追記
今朝は、有料化前最後の家庭ごみの日。我が家近くの集積所は、こんなです。
50袋以上はあります。衣類、粗大ゴミっぽいのもあります。
こちらは先週金曜日。これでもいつもより多い感じがしたのですが・・・。
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