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2009/02/02

学童保育 当面の切実な課題と、今後の探究課題 

09p0156 地球温暖化対策調査特別委員会の視察に続いて、京都におじゃまして学童保育についての研修・視察を行いました。(1/25~26)

仙台での学童保育をめぐる当面の重要課題は、希望者が増え、入れない子ども(待機児童)が400人を超えるという事態の中で、一つの児童クラブに70名以上もの子どもがすし詰めとなっている状況をどう打開するのかという問題です。

厚生労働省も、「70人以上のクラブには補助金を出さない」と大規模化を解消するよう自治体に圧力は加えていますが、具体的な解決策は示しえていません。仙台市のように、学童保育を児童館で行うことを基本にしてきた自治体では、簡単に児童館を増やせないだけに、どこでも苦労をしているようです。仙台市では、児童館の「分室」を学校の空き教室に設けたり模索をしていますが、分室が必要な学区ほど、学校も手狭でそうはうまくいきません。

政令市では、札幌、京都、広島などが児童館で主に学童保育を行っているところです。今回は、京都市の大規模化対応を調べたいと思いました。
ところが、京都市の当局は、お話をしてもらう都合がつかず、日本共産党京都市議団の玉本なるみ市議、河合ようこ市議、事務局の守光さんと堅原(かたぎはら)児童館でお話を聞くことができました。

京都市でも、学校の余裕教室での「分室」がいくつかつくられていました。分室をつくると、本館との行き来がすぐできるのか、子どもたちをどう分けるのかなど、とともに、指導員の配置が大きな問題になっているようです。京都市では、館長1名と、一般来館児担当2名、学童クラブ担当2名が基本的な職員配置です。分室ができると、2名のアルバイトが加配になるそうですが、これでは職員配置が薄くなってしまいます。また、アルバイトでは収入も低く、不安定なため、なかなか人材確保が難しいというお話も聞きました。
児童館をもう一つ作るお金は、そう簡単に出せないとしても、指導員の配置はしっかりさせることが、カギだなと思います。

そろそろ、来年度の児童クラブの希望締め切りの時期です。希望者が全員学童保育に通うことができるように、必要な学区に分室や、複数クラブができるよう、具体的に求めていかなければなりません。また、指定管理者となっているNPO法人などに、必要な委託料の値上げがなされるように、特に、分室化での十分な人の配置を求めていかなければならないと思います。

09p0151 京都に行ったもう一つの目的は、学童保育指導員の専門性研究大会に参加することでした。今年10回目になるこの、研究大会ですが、学童保育指導員の(国家)資格化について研究しおている部門もあります。学童保育が、これからも2倍3倍に増えていくと思われます。学童保育で過ごす時間は、学校での時間より長いといわれます。そこが、子どもたちの成長できる時間と場所となるためには、学童保育の指導員は誰でもよい、けがをしないよう見守ればいい・・・というものではありません。専門性をもった指導員が、それにふさわしい待遇で働ける環境を作ることも、これから真剣に取り組まなければならない大事な課題だと思います。

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コメント

はじめまして。
私たちは3月にNPOを立ち上げたばかりの”働くお母さんと子どもを支援する会”と申します。
私は事務局の石森と申します。
私たちの会の目的は、来年4月を目標に民間学童クラブの設立・運用を目指しています。
既存の学童クラブでは出来ないサービスを提供することを計画しています。

たとえば、
1.子どもが安心して過ごせる場所であること。
2.母親も安心して子どもを託せる場所であること。
3.平日は小学校終了後から20:00まで預かる施設であること。
4.夏休み等長期休暇と土曜日などの学校休日は7:30から20:00まで預かることが出来る。
5.アフタースクール中に“習い事”をさせたい。
6.学校に迎えに来てもらえる。
7.母親と家まで一緒に送ってもらえる。
 (小学校からアフタースクール、アフタースクールから自宅までの送迎をして欲しい。)
8.平日は夕飯、学校休日は昼・夕飯を出して欲しい。
9.対象は、1年生から6年生までとして欲しい。
10.出来るだけ費用は安くして欲しい。

現在、アフタースクール中に、英会話、学習塾、ピアノ教室、スイミングスクール、サッカー教室、野球教室、体操教室などの
習い事ができるよう団体・企業との協議を行っています。

蛇足ですが、私の実家は吉成です。

お時間がございましたら、私どものHPもご覧いただければ幸いです。

http://kidsbase.jp/

投稿: 石森 | 2009/04/22 13:45

石森さま コメントありがとうございます。

TVのニュースを見た人から話題にはなっていました。
保護者や子どもたちのニーズは多様だと思います。なかなか一つのパターンにははまりません。
仙台市学童保育連絡協議会には、これまでも、民間学童保育の運営をしている方々もごいっしょに参加して活動してきました。(運営はどこも大変で献身的な活動に頭が下がります)

月に1回程度集まって情報交換を中心に活動しています。次は5/10(日)18:00から141のエル・パーク交流スペースで行います。
年に一度の総会も、どなたでも参加できます。5/30(土)15:00~ 市民活動サポートセンターの研修室です。ぜひ、お話を聞かせてください。

投稿: hanaki | 2009/04/22 23:34

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