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2009/11/21

農業・林業振興がしっかりしてこそ環境産業への挑戦ができる 岩手県葛巻町視察

11/18・19の両日,日本共産党仙台市議団で岩手県葛巻町と岩手県児童館「こどもの森」の視察に行ってきました。

葛巻町は,風力発電で電力自給率が100%を超えた・・・など,さまざまなエコ産業,循環型のとりくみに挑戦していると注目されている自治体です。国の補助金狙いで,単発的に環境産業誘致をしては失敗する事例が多い中で,どういう状況か見せてもらいに行きました。

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行ってみると,例えば,木質バイオマスガスでの発電施設は,国の補助金が終わって採算が合わずに止まっているなど,電力会社による買い取り単価が2倍から3倍にならないと成り立たないことが分かりました。しかし,牛舎の糞尿を原料としたバイオマスガスプラントは,採算割れしていても,糞尿処理を行うためにも必要と維持運転されています。ここでも,町内の各地域にプラントを広げていくには,その初期投資を酪農家に負わせてはできないといいます。

09p1648 木材を製紙用チップに加工する葛巻林業さんでは,廃棄物として出る「木の皮」を有効処理する方法として,約30年も前から木の皮でペレット(直径6mm,長さ10mmほど)を作ってきました。事業所のボイラー燃料や,家庭でのペレットストーブに使われます。木の皮でも,針葉樹の皮では樹脂が固まって燃え残りになりやすい,広葉樹の皮からつくったペレットはほとんど灰になる…とか,いろいろ違いがあることを聞きました。世間の流れで,注目されたり,忘れられたりするけれど,踊らされずにとりくまれている姿勢に学ばされました。

役場の農林環境エネルギー課の室長さんにご案内いただきながら感じたのは,農業や林業などの振興策がしっかりしていればこそ,バリエーションとして環境問題にも積極的に挑戦できるということです。葛巻町は,リゾート開発大流行のときそれにまったく手を出さずに失敗もしなかったこと,酪農の振興に粘り強く取り組んできたことがベースにあると思います。

仙台でも,宮城地区や秋保地区など山間部,水田地帯も含めた広大な市域のそれぞれで,地域振興がはかられなければなりません。農業・林業など対象となる人数は少なくても,行政としてもっと真剣な試行錯誤が要ります。小さな自治体の頑張りに,私たちももっと学ばなければならないと思いました。

09p1640 地中の熱をヒートポンプで利用する「ジオサーマルヒートポンプ」をつかった省エネ住宅もみました。寒い地方では有効かも。

学校の太陽光発電を見に寄った,葛巻中学校で私がこの間調べていた工法でグランド整備が行われていました。

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風力発電が盛んなほど風の強い土地柄で,グランドの土を入れ替えても3年でみな飛んでしまうとのこと,今回は,先の葛巻林業さんで杉の皮を粉砕したものを土と混ぜてグランド整備に使うそうです。杉の繊維で土の粒子が飛ばされにくくなり,保水力もUPするとか・・・。
私の地元の吉成小学校でも,グランドの土が,強い西風に飛ばされてグランド東側が高くなるほどです。昇降口の階段が1段埋まってしまうと,弱っていました。
まだ,工事途中でしたが,改めて見に来たいと思います。

2009/11/10

鹿児島に委員会視察に行ってきました

仙台市議会の地球温暖化防止調査特別委員会で,鹿児島に視察に出かけました(11/5.6)。

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09p1457_2 昨年開館した鹿児島市「環境未来館」の視察,鹿児島市の取り組みについてお聞きしてきました。環境問題を子どもたちが学習する場としてはもちろん,環境団体の活動のセンターとして,また,個々の市民が自分にできる環境活動を探しに来る場所としての機能が期待されている施設です。

鹿児島市は,路面電車の軌道に芝を植えるなど,公的施設の緑化を自ら進めています。屋上には,シラス台地の土を使ったブロックなどを使って,どの基盤材が緑化に適しているか実験しているところも見せてもらいました。

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1日目の夕方,フェリーで15分ほどの桜島にわたり,間近で火山の迫力を味わってきました。

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白い水蒸気だけが出ていると思うと,急に真っ黒な噴煙が立ち昇ります。風下には,しばらくすると灰が降ってきます。それでも灰ならなんとかできますが,石が飛んできたら困ります。
大きなものでは4t~5tもの大石が,ホテルの屋根を貫通して地下4階にまで達した話しや,旧町役場跡に展示されていた,5tの墳石も見てきました。自然の力のスケールの大きさにびっくりです。

2009/11/09

11/4奥山市政検証のつどい 

11/4に,みんなの会と共産党市議団の共催で「市政は変わったかー奥山市政検証のつどい」を開きました。

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 冒頭に,山形大学の行方久生教授に「民主党政権で地方自治・自治体はどうなっていくのか?」と題して講演をしてもらいました。
 民主党政権がかかえる矛盾点を,それが,これまでの財界中心・アメリカ言いなりの政治と,市民との矛盾の表れとして,しっかりとらえる。後ろ向きの表れを,「どうせこんなことだと思った」としないで,市民の運動で,前向きにさせていくことが大切だと感じました。

 仙台の市政での奥山新市長については,福島かずえ市議団長が報告しました。残念ながら,焦眉の課題となっている,公立保育所廃止問題,小中学校の統廃合問題,地下鉄東西線建設,ガス局民営化など,どれをとっても前梅原市長と変わらない答弁をしています。しかし,ここでも,市民の声,運動で,従来の立場から決別させる取り組みが大切です。

 この立場で,がんばります。

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