仙台市ごみ有料化で得た14億円余,何に使ったのか?
昨年度の決算を審議する特別委員会6日目の9/29,私は「環境費」で質問。(録画中継はコチラ)
2008年10月からのごみ有料化で市民が負担(家庭ごみ40L1袋40円)して,市が得た「手数料収入」14億5400万円は,何に使われたのかと追及しました。
1年間を通して有料化前だった2007年度と,まるまる1年間有料だった2009年度を比べて質疑しました。市は,有料化の時,「有料化は財政難のためではない。市民から頂いたお金はすべてごみ減量のために使う」と言っていました。07年より09年は14.5億増えていないと説明にならないのです。
増やした分を聞いているのに,「充当した」として以下の答弁
指定袋製造・保管・配送 3億3351万円(皆増)
紙類提起回数事業 2億3596万円(皆増)
集団資源回収事業 1億2951万円(増えた分は 1200万円)
電気式生ごみ処理機補助 2323万円(増えた分は 500万円)
その他ごみ減量・リサイクル推進事業
7億3187万円(07年より予算減っている)
結局 増えた分は,5億8600万円しかありませんでした。残りの8億7000万円は,環境費以外の予算に回ってしまったことになります。
ところで,宮城県は「環境税」として課税対象者一人1200円を集めようとしています。法人からも別に徴収します。仙台市民にとって,ごみ有料化は「税金との2重取り」でしたが,さらに「環境税」で「3重取り」です。ごみ有料化で,使い道が示せないお金が8億もあるのなら,仙台市はそこから個人分の環境税5億6600万円を県に払うことにして,仙台市民には環境税を掛けないことにしては?と,求めました。
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