「放射性セシウムが粘土に捉えられると農作物に転移しなくなる」と講演会
9/15仙台市主催の放射線問題講演会が開かれました。講師は東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター長の石井慶造氏です。テーマは「放射性物質が環境に及ぼす影響とその対応~放射性物質から生活を守る」。市民の関心の的になっているテーマで多くの参加者がありました。
仙台での放射性物質の状況についてのお話と、放射性セシウムが粘土にとらえられると、水(アルカリ性でも酸性でも)に溶け出さなくなるため、農作物への移行しなくなる・・・とのこの間の実験・調査の結果が報告されました。農作物の放射能についてどうなっていくのか心配だっただけに、この点では明るい方向が見えた気がします。(魚など水産物や、自然の山などでは食物に転移する割合がまだ高いと思われます)
仙台市レベルでの除染について、積極的なお話を期待しましたが、どっちつかずの内容だったのが残念です。安全か安全でないかの基準を設けることよりも、より安全にする取り組みを支援することが大事だと思うのですが・・・。
質問の時間が足らずに、講演会が終わってからも質問者がたくさん押し寄せてやり取りが続いていました。仙台市の放射線対応でのアドバイザーを務めている石井氏ですので、一度お話をしたいとお伝えしておきました。
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