津波で被災した仙台市農業園芸センターを、東部農業の復興に役立てたい
11/22、仙台市議会地域経済活性化調査特別委員会で仙台市農業園芸センターを視察しました。3.11の津波で海岸から2.5km離れたこの施設も浸水し被害を受けました。
私も上の二人の子どもたちが小さかった頃、冬場によく利用した大温室も、ボイラーなどが止まったままで、植物は寒さで枯れ、さみしい姿になっていました。
サボテンとハナキリンは、昨冬を越していましたが、センターの方によると「今年の冬を越せるかはわからない」とのこと。
その他の温室もボイラーと各棟への配管が壊れたままで、物置としてしか使えていません。津波被災地の農業の復興に、役に立つ施設・センターとして復旧・発展させなければと思いました。
塩害を受けた土地で適応する作物の栽培研究や、大規模な圃場整備後の土づくりのための栽培計画など、センターだからこそできる支援を積極的に行うべきです。
農家の方々が、栽培した作物を使って、商品化し、販売も手掛けるという6次化。地震の直前に出来上がった「加工棟」は、商品化の試作や研修などで利用されています。
ただ、施設や機械の規模が小さく、正に試作程度しかできません。センターの「収穫祭」で初めて販売体験したという試作品も50個程度で半日で「売り切れ」ました。少なくとも、「ためしに市場に出してみる」程度のことが、支援できる施設が必要だと思います。
製粉機、乾燥機、真空パックなどの施設や、ラベルつくりなど、それなりの数量を、一定期間出し続けられるトライを気軽に行えて、事業化に確信が持てるものを生み出していくことが大事ではないでしょうか。
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