「原発のことよくわからないから話を聞かせて」と80~93歳の元気なお年寄りに呼ばれました

仙台市青葉区の片平地域で、毎週民謡を歌う会をしているみなさんから、「原発問題で話をして」と呼ばれ、昨日(6/7)お話してきました。最高齢は93歳の方2人、そして90歳2人など合わせて10名の方々。民用以外の歌も歌うんだと、その日は「花は咲く」の歌声が通りまで聞こえていて迷わず会場に着けました。
歌が終わって、お菓子や、すいか、煮物や漬物などでお茶のみをゆっくり。この時のおしゃべりから、いろいろな疑問、聞きたいことが話されました。
なぜ日本にこんなにたくさんの原発が作られてのか(私たちが知らないうちに)
電気料金が高くなるのは原発が止まっているせいなのか
私たちはもう先が長くないが、孫たちにどんな悪い影響があるのか心配
国や電力会社の言うことは、よくわからないけど、信用できない
キノコや山菜が危ないって聞いたけど、魚は
などなど
みなさん自分の疑問や、意見をどんどん言ってくれて、積極的な人たちがやはり長生きするんだと実感しました。「なんらかの癌になる確率は、男性で54%、女性で41%。やはり女性は強いですね」と私が話すと、そこから10分は、「男は弱い」「夫婦で先に女が亡くなると、一人でやっていけない」・・・と盛り上がってしまって。耳が痛い。
放射線の強さによっての影響の出方の違い、地域による放射線の強さのちがい、降ったセシウムの集まるところの話、作物や魚に取り込まれる仕組みなど、「それじゃ、これは?」と次々に出される問いに応えながら一時間と少し、私も楽しく過ごせました。

夕方は、脱原発金曜デモ。6月2日の原発ゼロをめざす中央集会、国会包囲行動に参加したことと、お年寄りとの勉強会の報告を発言させてもらいました。参加者がこの間少な目でしたが、今回は110名。「黙ってはいられない」という機運の表れでしょうか。

福島原発の事故はまだまだ収束していない。汚染水がどんどん増えて、東京電力は海に流して捨てようとしています。こんな状態で安倍内閣は、成長戦略だと言って原子力発電所を外国に輸出すると言っています。
こんなことを許しておくわけにはいきません。「全国での原発なくせの声が昨年政治を動かしたのは事実。もう一度動かそう。」と6.2集会で呼びかけられました。本当にそうだと思います。

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