高すぎる国保料、このままではお金持ちしか医療を受けられなくなる!
6/8に共産党市議団主催の国民健康保険問題の報告学習会を開きました。報告者は太白区選出のふなやま由美議員(保健師)です。テキストには、市議団でつくった「国民健康保険問題学習テキスト」を使いました。
間もなく今年度の保険料率が通知されます。仙台市では昨年度算定方式が変更され、扶養控除などが考慮されなくなり、大幅な保険料の増になった方が続出しました。この値上げは、3年にわたって続くので今年も上がります。
国保会計に占める国からのお金は、1978年には57.7%だったものが、いまや23.6%と半分以下です。国保に加入している方の所得は大幅に下がっています。相次ぐ保険料の値上げで、年所得の約15%にまで国保料はなっています。「とても払いきれない」と悲鳴が上がっています。共済保険や組合健保、協会健保などでは、保険料は所得の5%ほどですから、国保料の異常な高さは明らかです。苦労して保険料を納めて、病院にかかる際はさらに3割負担があるのですから、たまりません。
【写真は昨年の国保110番】
昨年に続き、今年も、社保協、民医連といっしょに「国保110番」を開設します。(6/28と6/29)
「国保料が高すぎる」と保険料率算定に不服審査請求を60名の方が行っています。市民が声を上げることが、仙台市に低所得者への保険料減免枠を広げる制度を作らせることにつながりました。
国が国保への負担金を1兆円増やせば、一人あたり3万円(年額)の値下げになります。市が毎年予算は組んでいる約50億円の独自繰入を、保険料値下げのために使えば一人2万円の値下げができます。国にも仙台市にもお金がないわけではありません。福祉と医療に使え!と主張する議員を増やすこと大事だと改めて決意を固めています。
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