仙台市 地下鉄東西線の異常さはココ!公共交通アンケートで明らか
2015年12月に開業した仙台市の地下鉄東西線。地下鉄そのものにも、開業にあたって再編されたバス路線にも、住民の不満が大きくなり各地で運動になっています。
昨年12月22日に、「いのち、緑、平和を守るみんなの会」が開いた「公共交通を考える交流会」で、私が報告した、市議団アンケートの結果分析について、動画にしました。(約9分)
東西線は、交通渋滞解消など市民の足の充実のために作られた路線ではありません。当初から「都市基盤」「南北線と直交する都市軸」との位置づけでした。日本共産党市議団は、公共交通の充実に身の丈に合った税金を投入することは賛成ですが、このような「街(都市)のための東西線」には一貫して反対してきました。
「東西線ができても便利にならない」どころか、逆に「不便になった」と多くの市民が声を上げたのが、バス路線の再編です。住民が地下鉄東西線に乗らざる得ないように、バスを減らして不便にして無理やり乗らせるやりかたです。
昨年市議団が取り組んだ公共交通アンケートは、市民がどう感じているのか、何が原因なのかがよくわかる結果でした。動画でも強調していますが、実際に東西線を利用している人で、ふつうは「便利になったから乗っている」人が多いはずなのに、「不便になったなぁ」と思いながら以前より高い料金を払って乗っている人がたくさんいることがびっくりです。「乗客数が計画よりずいぶん少ない」とマスコミでも話題になりますが、宣伝すれば、定着すれば、では解決しません。
南北地下鉄も、JRも、市バスも民間バスも含めた公共交通を、住民の生活を支えるものに。交通事業者任せでは限界を迎えている現状をしっかり見て、自治体として責任をもって地域交通を運用する立場に立ってこそ、住民とともにつくり、育てる、街(都市)になると思います。
各地域での要望と運動を交流しあいながら、全市的な公共交通政策をつくり実現させていきたいと思います。
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